共働き家庭で起こりがちな子育ての悩み:つい叱りすぎてしまう等
仕事と家事、育児を同時にこなす共働き家庭にとって、「つい叱りすぎてしまう」「余裕がなくて褒める機会が減ってしまう」などの悩みはとても身近です。
帰宅後はご飯作りや片付け、お風呂、宿題の確認など、やるべきことが次々とやってきます。その中で子供がぐずったり、やるべきことを後回しにしたりすると、つい感情的に叱ってしまうことがあります。
しかし、叱り方や褒め方は子供の心に大きく影響し、自己肯定感(自分には価値があると思える感覚)の育ち方を左右します。この記事では、忙しい家庭でも実践しやすい声かけや関わり方をわかりやすく紹介します。
子供の自己肯定感とは?高めることの重要性
自己肯定感とは「ありのままの自分を受け入れ、自分には価値がある」と感じられる力です。
自己肯定感が高い子供は、次のような特徴を持ちます。
- 失敗しても立ち直りが早い
- 挑戦する意欲がある
- 他者との関係を築くのが上手い
- 自分の意見をしっかりもてる
一方、自己肯定感が低いと「どうせ自分なんて…」という思い込みが強くなり、学習・生活面で負のループに入ることもあります。
家庭での褒め方・叱り方、日々の声かけは自己肯定感を育む大きな基盤です。親ができる小さな工夫が、子供の心の成長を大きく支えます。
効果的な褒め方のポイント(具体的に褒める、プロセスを評価する等)
褒め方には「子供の自信を伸ばす褒め方」と「成果だけの褒め方」の2つがありますが、自己肯定感を育むのは前者です。
具体的なポイントは以下の通りです。
- 結果ではなくプロセスを褒める
例:「最後まであきらめずに取り組めたね」 - 具体的に褒める
例:「字が丁寧に書けていたよ」 - 行動や努力を認める
例:「自分から机に向かったのがすごいね」 - 感謝の気持ちも褒め言葉になる
例:「お皿を運んでくれて助かったよ」
「すごいね!」だけではなく、どこが良かったのかを伝えると、子供は自分の価値を理解しやすくなります。
叱るときに気をつけたいポイント(人格否定しない、感情的にならない等)
叱ることは悪いことではなく、必要な場面もあります。ただし叱り方によっては自己肯定感を削ることもあります。
叱るときの注意点は次の通りです。
- 人格否定は絶対にしない
例:「あなたはダメな子」ではなく「今の行動はよくなかったよ」 - 短く・具体的に伝える
長い説教は内容が伝わらず、感情だけが残りやすい - 感情的に怒らないようにする
深呼吸してから声をかけるだけで伝わり方が変わる - 行動の改善案を一緒に考える
例:「次はどうしたらうまくいくと思う?」
叱る目的は「正すこと」であり、「傷つけること」ではありません。行動と人格を切り離して伝えることが大切です。
【実践例】我が家での褒め方・叱り方の工夫と子供の変化
筆者の家庭でも、以前は「早くして!」「どうしてできないの?」と叱ってばかりの日が続き、子供は挑戦を避けがちになっていました。
そこで、次の3つを意識して声かけを変えました。
- できた部分を具体的に伝える
- 努力のプロセスを拾う
- 叱るときは短く、行動だけを指摘する
すると、少しずつ行動に変化が現れ、「自分でやってみる!」と意欲的な姿が増えました。特に「努力を認められた」ことが嬉しいようで、以前よりも自信を持って取り組むようになりました。
まとめ:子供の自信を育てる関わり方のポイント
子供の自己肯定感は、日々の小さな声かけで確実に育っていきます。
- プロセスを褒める
- 具体的に褒める
- 叱るときは人格ではなく行動だけを指摘する
- 感情的にならず短く伝える
- 改善案を一緒に考える
忙しい毎日でも、ひと言の工夫が子供の自信と成長につながります。完璧を目指す必要はなく、「できる日から・できる範囲で」で十分です。


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