参考書・教材を買いすぎない選び方|今ある一冊を続ける・替える・追加する基準

学び直し教材を買いすぎない選び方の内容に対応したオリジナルのアイキャッチ画像 情報整理と生活管理

新しい参考書を見るたびに、今の教材より分かりやすそうに感じる。そんなときは、購入候補を比べる前に、今の教材で止まった理由が「内容」「難しさ」「使う時間」のどれかを分けます。時間が取れない問題は、教材を増やしても残るためです。

ここでは、学びたいテーマが決まっている人が、参考書や動画教材を選ぶ手順を扱います。分野そのものに迷う場合は、仕事の課題から学ぶ内容を選ぶ方法を先に使えます。

「勉強したい」を、試したい一つの作業に直す

「パソコンを学ぶ」では候補が多すぎます。「表の合計を自分で出す」「人へ伝える文章の構成を直す」のように、学んだ後にすることを書きます。資格試験が目的なら、受験する回の出題範囲や公式案内を確認し、教材の対応範囲と比べます。

目的に合う章が一つもない教材は、評判がよくても今回の主教材にはしません。逆に、その章で目的を満たせるなら、最初からシリーズ全巻をそろえる必要はありません。

試し読みでは、目次と同じ単元の解説を見る

  1. 目次で、試したい作業が載っているかを見る。
  2. その単元の説明を読み、分からない言葉がどこから出るか確認する。
  3. 例題や演習を見て、説明を読んだ後に何を試せるか確かめる。
  4. 解答の理由や、つまずいたときに戻る説明があるかを見る。
  5. 対応する版・機器・ソフト・試験範囲が自分と合うか確認する。

書店の閲覧、出版社の試し読み、図書館など、利用できる範囲で確認します。試し読みだけで判断できない点は「未確認」と残します。信州大学附属図書館の学習書の選び方でも、一章を見て難しさを確かめる方法が紹介されています。

続ける・替える・追加するの判断表

買う理由を、今の教材で解決しない点に限定する
止まった理由 先に試すこと 購入の判断
開く時間がない 一節だけ使う時間を決める 教材追加は保留。時間の置き方を見直す
前提の言葉が分からない 同じ単元の入門解説を試す 入門教材への変更候補。難しい教材を並行して増やさない
説明は分かるが練習が足りない 手持ちの演習や公開課題を確認 不足が具体的なら問題集などを追加
内容が目的と違う・版が合わない 目次や対応範囲を照合する 目的に合う教材へ替える
新しい本の評判が気になる 今の教材で試した結果を見る 困っている点がなければ継続

「一冊を最後まで終えなければ替えてはいけない」というルールにはしません。合わない内容を続けることと、同じ目的の教材を使わず増やすことを分けます。主に使う教材を替えたら、以前の教材は「調べる用」か「いったん保留」にし、毎回両方を進めようとしないようにします。

購入前メモの記入例

次は、表計算を学ぶ架空の例です。教材名や学習効果を示す実績ではありません。

できるようになりたいこと:毎月の集計表を自分で直す。
今の教材で足りないこと:計算結果が違うときの確認方法。
候補の教材で確認した所:エラーの説明と練習問題。
まだ未確認:自分のソフトの版と画面が合うか。
最初に使う日:土曜の午前。
判断:対応する版を確認してから買う。

「セールだから」だけでは、この空欄を埋められません。使い始める予定がない場合は購入を保留し、候補名と保留理由だけ残せます。

動画教材は、見られる期間と試す環境も確認する

動画の総時間が長いほど、自分に合うとは限りません。必要な単元を探せるか、字幕や資料があるか、自分の端末で視聴・実習できるかを体験版や案内で確認します。有料の場合は、利用期間、更新課金の有無、解約・返金条件、必要なソフトの別料金も購入前に読みます。

見ただけで終わる場合は、視聴の後に同じ操作や問題を一つ試す枠を置きます。時間の作り方は、読む日と試す日を分ける小さな勉強計画へつなげられます。

買った後は、同じ目的の候補探しをいったん止める

まず目的に関係する一節を使い、「できたこと」と「まだ分からないこと」を一つずつ書きます。次に教材を探すのは、残った疑問が今の教材で解決しないと分かってからです。自分の言葉と試すことを分ける読書メモを使えば、教材を何冊持っているかより、何を使えたかを残せます。

タイトルとURLをコピーしました